★カシオペア運行終了、鉄道ファン見送り(21日)北海道新幹線開業に伴い、運行を終える寝台特急「カシオペア」(上野―札幌)の上り最終列車が20日夜、JR函館駅に停車し、鉄道ファンら約150人がホームで見送った。
★白鳥が最後の雄姿(22日)26日の北海道新幹線開業に伴い引退する特急「スーパー白鳥」「白鳥」(函館―新青森)が21日、ラストランを迎えた。JR函館駅では最後の雄姿を目に焼き付けようと鉄道ファンらが大勢詰め掛けたほか、木古内駅では見送りイベントが開かれた。
★悲惨な記憶語り継ぐ 函館大火82年(22日)死者2166人を出す未曽有の大惨事となった函館大火から、21日で82年を迎えた。同日午前、市内大森町の函館大火慰霊堂で殉難者83回忌慰霊法要(函館市仏教会主催)が執り行われた。遺族や消防関係者ら計64人が参列。犠牲者の冥福を祈り、惨事を後世に伝えるとともに防火の心構えを改めた。
★「はまなす」惜しまれ廃止(23日)JR全社で最後の急行、ブルートレイン、そして青函トンネルを通る最後の在来線旅客列車となった「はまなす」(青森-札幌)の下りが22日未明、函館駅に到着し、札幌へ向かった。函館駅の8番ホームは鉄道ファンや同列車の乗客合わせて約800人で混雑し、けん引する機関車の交換作業を目に焼き付け、別れを惜しんだ。
★冨士冷菓のアイスが最高金賞を受賞(23日)函館市大森町のアイスクリーム専門店、冨士冷菓(金子陽子社長)の「獺祭(だっさい)酒粕あいす」が、アジア最大級の国際食品展示会「FOODEX JAPAN 2016」(千葉市、8~11日)で行われた「ご当地アイスクリームグランプリ」で最高金賞を受賞した。
★元町循環バス デザイン一新(24日)函館バスは開業に合わせ、元町・ベイエリア周遊号で使用する車両のデザインを一新。函館山、五稜郭タワー、金森赤レンガ倉庫群など市内の観光名所をあしらい、「函館観光の楽しさ、わくわく感を表現した」(同社)。
★全国学校図工美術写真公募展で田中君が文科大臣賞(24日)函館椴法華小学校2年の田中希旺(きお)君(8)が、「第7回全国学校図工美術写真公募展」の小学生の部で、最高賞の文部科学大臣賞に輝いた。田中君は「一番いい賞と聞いてびっくりした。うれしい」と受賞を喜んでいる。
★花の駅長 お疲れさまでした(25日)北海道新幹線開業に伴い、江差線五稜郭―木古内間はJR北海道から第三セクター「道南いさりび鉄道」に引き継がれる。同線の木古内町にある泉沢駅で長年、「花の駅長」として愛されてきた山本金次郎さん(90)も引退となり、「65年、良い鉄道人生だったよ」と語り、感慨深い表情を見せている。
★前夜祭、赤レンガにH5系登場(26日)道は25日、函館市末広町の金森赤レンガ倉庫で「北海道新幹線開業前夜祭」を開いた。プロジェクションマッピングや音楽ライブ、花火打ち上げなど多彩な催しを繰り広げ、ひと足早く新幹線時代の幕開けを祝った。
★鉄山町に巨大庭園計画(26日)国際的な庭園デザイナー石原和幸さん(58)=石原和幸デザイン研究所代表=は25日、函館市鉄山町45のゴルフ場跡地を利用して、33ヘクタールの巨大庭園「チェルシーフラワーガーデン」を整備する計画を明らかにした。6月には「チェルシーフラワーホテル函館」(全61室)がオープン予定で、ホテルと庭園の一体的な運営を行う。
★北海道新幹線開業(27日)北海道新幹線新函館北斗—新青森間(149キロ)が26日、開業した。新函館北斗駅の開業式典は、石井啓一国交相や高橋はるみ知事、JR北海道の島田修社長ら約100人が出席して行われた。
★いさりび鉄道も発進(27日)北海道新幹線開業に伴い、江差線五稜郭―木古内間37・8キロはJR北海道から第三セクター「道南いさりび鉄道」(函館、小上一郎社長)に経営が引き継がれた。沿線住民の生活の足を守るとともに、北海道と本州を結ぶ物流の大動脈でもある重要な路線。道南の鉄路新時代の幕が開けた。
★木古内の道の駅来場者7万人達成(28日)北海道新幹線木古内駅近くにある町観光交流センター、道の駅「みそぎの郷きこない」(浅利文博センター長)の来場者が27日、7万人を達成した。この日の午後1時半ごろ、大森伊佐緒町長や同施設運営法人の北島孝雄理事長、浅利センター長らが歓迎する中、7万人目が来館。館内アナウンスが節目の来場者達成を告げると、拍手が起こった。