★スルメイカ、11月に漁獲量失速(3日) 8月下旬から漁獲量がわずかながら回復していた道南スルメイカ漁が、11月に入ってから急激に失速した。函館市農林水産部がまとめた11月の市水産物地方卸売市場の生鮮スルメイカ取扱量は、前年同月比75%減の100トンにとどまり、4カ月ぶりに前年同月を下回った。
★若松地区で岸壁工事着工式(4日) 11万トン級のクルーズ船を接岸できるように函館港若松地区に整備する岸壁の着工式が3日、市国際水産・海洋総合研究センター(弁天町)で行われた。工藤寿樹市長や地元の国会、道会議員ら約90人が出席し、工事の安全と早期完成を祈った。大型船の停泊が可能となる完全供用まで5年ほどの工期が見込まれているが、同開建はしゅんせつに入る前の来年秋にも暫定供用を目指す考え。
★イルミナシオン映画祭閉幕(4日) 1日から函館山山頂クレモナホールなど3会場で開かれていた「函館港イルミナシオン映画祭2017」(実行委主催)は最終日の3日、各会場で長編、短編15作品を上映し、閉幕した。今回初めて実施した、観客の投票で選ぶ「オーディエンス・アワード(観客賞)」は、五藤利弘監督の「レミングスの夏」が選ばれた。
★福島町、小学校の学区撤廃へ(5日) 吉岡小学校PTAと町教委は4日までに、2019年4月から町内小学校の通学区域(学区)を撤廃し、学校選択制を導入することで合意した。11日の教育委員会議で正式決定する。
★棒二存続署名9000筆に(5日) 函館市文化団体協議会(今井憲克会長)は4日、JR函館駅前の老舗百貨店「棒二森屋」の存続を求める署名9000筆を同店の小賀雅彦執行役員店長に手渡した。今井会長は「(署名活動中)棒二さんがなくなれば困るという声をたくさん聞いた」と述べ、文化発信の場の重要性を受け止めるよう求めた。
★五稜郭支援学校の嶋さんが障害者技能技術大会で全国V(6日) 11月中旬に栃木県で開かれた「第37回全国障害者技能競技大会」(通称・全国アビリンピック)に、パソコンデータ入力競技の道代表として出場した函館五稜郭支援学校(赤松拓校長)環境・流通サポート科3年の嶋伽月さん(18)が、最高位となる金賞を獲得した。同種目での優勝は道内初の快挙。
★木造船乗組員1人、市内の病院に入院(6日) 第1管区海上保安本部は5日、北朝鮮籍の木造船について、引き続き乗組員への事情聴取を行った。また、4日夜に乗組員の1人が体調不良を訴え、函館市内の病院に搬送されていたことが分かった。関係者によると、病院に搬送された乗組員は腹痛を訴えているといい、4日に入院し、5日も治療を受けたという。
★ドクヘリ上半期出動33%増(7日) 道南ドクターヘリの本年度上半期(4~9月)の出動件数は、前年同期比33%増の244件だった。年度全体では450件近くとなる見通しで、認知度向上などにより、2015年の就航以降着実に増加を続ける。今後は、出動要請が重複した際の対応や救急車と落ち合う着陸地点「ランデブーポイント」の一層の確保が課題となりそうだ。
★今別・北山さんが木古内町に4年連続「扇ねぶた」寄贈(7日) 青森県の今別町商工会理事の北山正さん(70)がこのほど、木古内町役場を訪れ、自作の「扇ねぶた」1台(高さ70センチ)を寄贈した。北山さんの扇ねぶた寄贈は4年連続で、役場、道の駅「みそぎの郷きこない」に展示されている3台に続くもの。今回寄贈された扇ねぶたは、町郷土資料館「いかりん館」入口に展示されている。
★函館市が行革推進プラン原案公表(8日) 函館市は、2017年度から5カ年を計画期間とする行財政改革推進プランの原案を公表した。効率的な組織体制を構築し、財政の健全化を図ることで持続可能な行財政運営を確立する目的。4つの改革を柱として、5年間で70人の職員数削減と12億4000万円の財政効果を目指す。
★北朝鮮船の乗組員の1人を札幌の病院に移送(9日) 海上保安庁などは8日、北朝鮮船籍の木造船の乗組員のうち腹痛を訴えて函館市内の病院に入院していた1人を、警備上の理由から札幌市内の病院に転院させるため移送した。関係者などによると、男性は胃潰瘍と診断され、胃に穴が開いている状態だという。
★179市町村サイコロキャラメル開発(9日) 道南食品(函館市千代台町、関利也社長)は、来年で北海道命名150年を迎えることを記念して「北海道179市町村サイコロキャラメル」を開発した。サイコロの目に道内各市町村名を記載しており、全部で36種類。12日から道内の土産品店や、道外の一部空港で発売する。