★函館市の出生率１・０９（１７日）　函館市がまとめた２０２２年の人口動態（確定値）によると、合計特殊出生率（１人の女性が一生のうちに産む子どもの数）は、前年比０・０６ポイント低下し１・０９と悪化した。全道（１・１２）、全国（１・２６）とも下回り、依然として低水準が続いている。死亡数から出生数を差し引いた人口の自然減は過去最多の３２５５人となり、自然減が急速に進んでいる。

　★交通事故減少も、高齢者の割合増（１８日）　函館市交通安全対策会議（会長・大泉潤市長）は、第１１次交通安全計画（２０２１～２５年度）に基づき、２２年度事業実績と２３年度実施計画をまとめた「数字で見る交通安全２０２３」を公表した。市内での２２年（１～１２月）の交通事故は、発生件数が前年比３５件減の４１５件だったが、６５歳以上の高齢者が関わった件数が同７ポイント増の３６・６％（１５２件）となり、高齢者による交通事故の割合が高いことが分かった。

　★地域に感謝「ベンチ使って」（１８日）　函館深堀中学校（佐藤強校長）の生徒有志が木製のベンチを製作し、深堀町会（谷山静香会長）に寄贈した。ボランティア活動に関心を持つ生徒が一日掛け作業に励み、４台のベンチが完成。地域貢献を通じ住民とのつながりを強めた。

　★福島商チーム３位入賞（１８日）　高校生に建築や防災の知識を問う第２回高校生建設業クイズ選手権北海道大会「コンストラクション甲子園」（９日・札幌）で、道南代表の福島商業高校３年の湊由佳さん（１８）と２年の石岡優さん（１６）のチーム「ふくしょうじょ」がクイズ、実技でも安定した活躍を見せ、３位に入賞した。

　★エネ地産地消意見交わす（１９日）　桧山沖が再エネ海域利用法に基づく洋上風力発電の「有望区域」に選定されたことを受け「促進区域」の指定に向けた法定協議会の初会合が１８日、ホテルニューえさしで開かれた。道内５カ所の有望区域の中では、１１月の松前沖に続き２カ所目の開催。漁業者に対する支援や、発電エネルギーの地産地消などに関する情報を共有し、意見交換した。

　★香港路線が開設、市など歓迎（１９日）　香港の大手航空会社・香港航空は１８日、函館―香港での季節定期便の運航を開始した。同区間には２０１１年にチャーター便が就航していたが、定期運航便は初めて。函館空港国際線到着ロビーでは、市や北海道エアポート職員が歓迎横断幕を手に来函した乗客を歓迎した。

　★八雲トラック、バス死傷事故半年（１９日）　６月に八雲町野田生の国道５号で大型トラックと都市間高速バスが衝突し、５人が死亡、１２人が重軽傷を負った事故から半年を迎えた１８日、町は現場付近で関係団体とともに、ドライバーに安全運転を呼び掛ける啓発運動を展開した。

　★周辺の海水「貧酸素状態」（２０日）　函館市浜町の戸井漁港周辺の海岸に大量のイワシなどが流れ着いた影響で、周辺の海水の酸素濃度が海洋生物の生息に適切な水準を大幅に下回る「貧酸素状態」になっていることが、道総研函館水試の調べで分かった。

　★函館観光客３１３万人（２１日）　函館市は２０日、２０２３年度上期（４～９月）の観光入り込み客数（推計値）が前年同期比２０・２％増の約３１３万９０００人だったと発表した。新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが５類に移行したのが増加要因で、コロナ禍前の２０１９年度に比べ９１・３％まで持ち直した。外国人宿泊客数は同３７・７倍の約１４万８０００人でコロナ禍前の６８・３％まで回復、タイガーエア台湾が台北路線を再開したことが貢献した。

　★子ども１人に２万円支給（２１日）　函館市は２０日、物価高騰対策として１８歳以下の子ども一人あたり２万円を支給する方針を明らかにした。所得制限は設けず、来年３月下旬以降に支給する。物価高騰対策を盛り込んだ６億９４６３万円の一般会計補正予算案を２６日開会予定の市議会臨時会に提案する。

　★コンゴで「キハ１８３系」再出発（２２日）　札幌―函館間の特急「北斗」などとして道内で長く親しまれ、今年４月に老朽化のため引退したＪＲ北海道のキハ１８３系車両が、アフリカ中部のコンゴ民主共和国の交通公社「オナトラ」に譲渡され、同国の鉄道再建のため活躍することになった。