こころとこころをつなぐ支援
「介護保険制度」って、どんなものなんだろう…名前はよく聞くけれど、どんな制度なのかわからない…と思っている方、意外と多いと思います。介護保険の中には、さまざまな役割を担った「支援者」がおり、介護が必要な方の生活をそれぞれの分野で支えています。
例として…①「腰が痛くて、台所に長く立っているのがつらい」「食事を作るのが大変」といった時にはヘルパーを利用すれば、お食事の調理の支援などを受けられます。②「最近、人と話す機会が少ないので、気分転換したい」「大きいお風呂に入って、サッパリしたい」といった場合にはデイサービスなどに通う事ができます。③「つかまるところがなくて不安だ」と感じた時には福祉用具業者から手すりなどの福祉用具を借りたり、工事で手すりを取り付けたりすることができます。④「持病があって、体調に波がある。看護師さんに体調を管理してもらいたい」と感じた時には、看護師などの訪問を受けることができます。
介護が必要になる場面は特別な状況ではありません。ですが、初めての状況に置かれることで不安を感じたり戸惑いを覚える方もいらっしゃるかと思います。ご本人やご家族から生活を送る上での不安を伺い、必要な介護サービスを利用できるように調整するのが私達、ケアマネジャーです。
介護保険は、国からの財源と被保険者が支払った保険料で成り立っています。これまでの収入状況によって変わりますが利用者様の料金負担は、全体の1~3割でサービスを利用することができます。支援を必要としたときに、「どこに相談すればいいのかわからない…」という方や「役所に行きづらい…」という方もいらっしゃると思います。そういう時は、お近くの居宅介護支援事業所へ電話相談してみるか、足を運んでみて下さい。
(ハコラク 2021年8月号掲載)
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