「お菓子で街を盛り上げたい」 味も見た目も遊び心に満ちた最中
老舗和菓子店「末廣軒」の最中「セメンぶくろ」は、昭和8年に暖簾を掲げた場所が現在の太平洋セメント上磯工場内だった縁から、昭和60年に誕生した。皮をセメント袋に見立て、つぶあんにモチッとした牛皮を忍ばせた食感と味わいに変化を持たせたお菓子だ。観光客だけでなく、セメント工場関係者にも〝気の利いたお土産〟として根強い人気を誇る。同店は伝統息づく和菓子から手軽に味わえるまんじゅうまで取り揃え、人気漫画「北斗の拳」とのコラボ商品、道南の地名にちなんだ銘菓など、脈々と受け継がれてきた老舗の味を守りつつも時代のニーズに合わせた、人の心を弾ませる商品の開発を続けている。
「お菓子で北斗市の知名度を上げたい」。遊び心の利いた菓子の中に情熱が込められている。
(ハコラク 2018年10月号掲載)
末廣軒
北斗市中央2-1-4
☎0138-73-3122
9:30~18:30 水曜定休
P有り