歩んできた経験と人との
縁を大切にしおいしさと楽しさを提供
昨年12月に開店した「さくら井」は、住宅街にひっそりと暖簾を掲げる隠れ家的居酒屋。厳選した旬の刺身の盛り合わせ、毎日串打ちする焼き鳥を二本柱に、焼き物、揚げ物など工夫を凝らしたメニューと、定番や希少な銘柄の日本酒を提供。カウンター10席に、テーブル4卓を設置した小上がりを備え、ひとり飲みにも宴会にも利用できる使い勝手の良さ、桜井崇史オーナーの朗らかな人柄が人気を呼び、足しげく通う人も増えている。桜井オーナーは高校卒業後、苫小牧市の大手製紙会社で設備士として働いていたが、家庭の事情で帰函。小さな頃から料理好きで、学生時代にさまざまな飲食店の厨房でアルバイトしていた経験を生かして料理人に転身し、居酒屋や焼き肉店などで腕を磨き、独立開業した。何よりも大切にしているのは人との縁。それまでの仕事や趣味の釣りで広げてきた、漁師や鮮魚店との人脈や友好関係に助けられているという。「良質な魚を仕入れて安価で提供できるのも、周りの協力があってこそ」と感謝する。来店客との交流に重点を置き「料理を囲んで心地よい時間を過ごすお手伝いができれば」と、腕を振るっている。
(ハコラク 2023年6月号掲載)
居酒屋 さくら井
函館市亀田港町22‐11
☎0138‐84‐8988
17:00~24:00
(23:00L.O)
水曜定休
禁煙
P有り(7台)
キャッシュレス決済利用可