開港の歴史を伝えるアンティークな空間に
英国の紅茶が香る
「ヴィクトリアンローズ」は、開港記念館として一般開放されている「函館市旧イギリス領事館」内のティールーム。1859年、開港とともに初代・イギリス領事が着任し、1934年の閉領まで外交の舞台として実際に使用されてきた建物には、当時の面影がそのままに残され、歴史を感じる貴重なアンティークの調度品が並ぶ空間で、英国ブランドの紅茶をゆっくりと味わえる。
華やかな香りの「英国ブレンド」、世界三大銘茶の一つ「ダージリン」、エキゾチックな風味の「アールグレイ」…。ポットの中で紅茶葉が開くまでの3分間を、さらに特別な気分にさせるのが、英国式のティータイムを再現する「アフタヌーンティーセット」。熱々で登場する丸型のオリジナルスコーンをはじめ、2種類のサンドイッチ、しっとりと焼き上げるパウンドケーキ、イチゴの酸味が爽やかなムースケーキと、心ゆくまで堪能すれば、日常を忘れる優雅なひと時が待っている。
(ハコラク 2022年5月号掲載)
ティールーム ヴィクトリアン ローズ
函館市元町33‐14 函館市旧イギリス領事館内
☎0138‐27‐8159
10:00~16:00(15:30L.O)
※当面の間短縮営業
無休 禁煙
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