化学調味料不使用の体にやさしい一杯で
中国の技を伝える
硬く練った小麦粉の塊から生地を削り飛ばし、沸騰した湯の中に放り込んで茹で上げる、中国発祥の刀削麺。今年開業10周年を迎える「函館刀削麺 翼餃子」は、本場で技を学んだ大橋弘樹店主が、注文ごとに削る刀削麺をはじめ、2種類の特製ギョーザや中国一の辛さと称される湖南料理を日本人好みにアレンジして振る舞う。 中国の陶器工場や大学で3年間勤める傍ら、現地の調理師学校に通った大橋店主は、日中の相互理解を深める仕事をしようと店を立ち上げた。塩味ベースの鶏白湯スープに絶妙にゴマが香る「坦々刀削麺」は、もっちりとコシが強い刀削麺に合わせて独自に考案。化学調味料を使わずクリーミーでまろやかな口当たりに仕立てるスープは、あっさりとしながらもコクが深く、挽き肉の旨みや野菜の甘みが引き立つやさしい味わい。湖南料理の発酵調味料・唐辛子醤を加えた「辛さ2倍」も選べるので、強烈な辛味と独特の酸味が加わる湖南風の味わいにも挑戦したい。
(ハコラク 2022年 3月号掲載)
函館刀削麺 翼餃子
函館市美原2‐1‐4
☎0138‐87‐4267
11:30~15:00
17:30~21:30
(各30分前L.O)
水・木曜定休
禁煙 P有り
キャッシュレス決済利用可