“コーヒー豆屋”が焼き、淹れる一杯で
日常の中にほっとできるひとときを
蔦のはう古民家を改装した店内に入ると、吹き抜けの空間にコーヒーが香り、真空管アンプと大型スピーカーがジャズを心地良く響かせている。2021年、元ミュージシャンの濱谷一助さんと妻の笑子さんが立ち上げた「ブルースの木」は、コーヒーを楽しむひと時を通して、ライフスタイルを提案する自家焙煎豆の販売店。「ブルース」「ジャズ」「ゴスペル」の3種類のブレンドをはじめ、プレミアムからスペシャルティコーヒーまで、手間暇かけて焼く15種類の豆を用意する。
カウンターでは立ち飲み用のコーヒーはもとより、豆の購入者にサービスする試飲もネルドリップで提供。クリーミーな甘みとすっきりとした後味を合わせ持つ独創的な深煎り「ブラジル」など、個性が際立つ一杯を丁寧に淹れてくれる。器や音楽について尋ねたり、淹れ方のコツを教わったり、濱谷夫妻と会話を弾ませながら温かなコーヒーを味わえば、思わず顔がほころび心まで癒やされる。
(ハコラク 2022年 2月号掲載)
ブルースの木
Old Style Roastery
函館市宝来町7‐3
☎0138‐83‐7433
10:00~18:00
月曜定休(祝日の場合は営業し、翌日休み)
禁煙 P有り(4台)
キャッシュレス決済利用可
インスタグラム「bluesnoki_hakodate」