のどかな景色に囲まれた小さな店
コンブの旨味を最大限に生かしたパン
「食事パンとして」をコンセプトに掲げる「ぱんのま」のパンはひと味違う風味。製造担当で店主の伊藤真美さんは「小さな工房だからこそできるこだわりを追求したい」と話し、パン種の製造に道産小麦と自家製天然酵母、米油、ココナッツオイルを使用するほか、水出しコンブダシで加水するのが最大の特長。コンブダシと洋食との相性の良さに着目した販売・宣伝担当で夫の良成さんが発案し、パン作りに取り入れた。独特の磯の香りが小麦粉の風味を邪魔しないように3年以上、蔵熟成させた鹿部町産天然の白口浜真コンブを使い旨味だけをゆっくりと抽出する。ねばり成分がうまく作用して生地に独自の弾力を生み出すという。
開業当初は店舗を構えず、イベントなどに出店していたが、買いに行ける店舗を求めるファンの要望を受けて自宅1階の掃き出し窓にカウンターを設置し、2020年9月に対面販売をスタート。ショップグッズやパッケージにも力を入れ「実際に食べた方が誰かにおすすめしたくなる、そんなパンを目指しています」と、丁寧なパン作りに情熱を注いでいる。
(ハコラク 2021年8月号掲載)
pannoma
七飯町緑町2‐209‐3
☎なし
10:30~15:30
※無くなり次第終了
土・日曜のみ営業
P有り
キャッシュレス決済利用可