幌加内町のそば粉と七飯町の水で進化を続ける手打ちそば
今年3月、JR七飯駅前にオープンした「ダイニングBASSO」は、洋風のかわいらしい建物の雰囲気の中で本格手打ちそばを味わえるスポット。高橋留美子店主が手掛けるのは、石臼挽きの幌加内町産そば粉を使った二八。毎年幌加内町の「新そば祭り」に足を運ぶうち、町民との出会いやそば畑の雄大な風景に魅せられたと言い、横津岳を有する七飯町の水と合わせ、日々変わる気温や湿度を感じながら繊細に細打ちする。麺は口に含むとほんのり甘みが感じられ、鹿児島県指宿市山川産のカツオ節を使うつゆの香りが鼻腔をくすぐる。試行錯誤の末たどり着いた味だが、「まだまだ発展途上。仲間に支えられてここまで来られたので、長く地元に根付くおそば屋さんになりたい」と味の改良に余念がない。10月は新そばの季節。進化を続ける味を楽しみたい。
(ハコラク 2019年11月号掲載)
ダイニング BASSO
七飯町本町3‐18‐26
☎0138‐65‐2040
11:00~15:00
木・日曜定休
禁煙
P有り