地域に愛され続けて30年 毎日でも食べたくなる
街中に在りながら、童話の世界から抜け出してきたかのようなメルヘンチックな三角屋根の「こなひき小屋」は、地域に根差した人気のベーカリー。焼きたてが次々と並ぶ午前中は客足が絶えない。道産小麦の魅力を発信するパン屋の先駆け的存在で〝親方〟と親しまれていた木村幹雄さんが1987年に創業。現在は跡を継いだ息子の雄介さん夫婦が中心となり、店を盛り立てている。 数種類の小麦と自家製酵母を使い分け、毎日変化する気温・湿度に合わせて水の量・温度を調整して、丁寧に生地を仕込み焼き上げるパンは多種多様。定番の食パン、フランス・ドイツのハード系パン、地元産の食材を使った総菜パンや菓子パンがこぢんまりとした店にずらり。季節感を大事にした新作も常に登場し、心浮き立つパンとの出合いが待っている。毎日の食卓に、おやつに、ワインのお供に…、日常を楽しく彩る幅広い品揃えが多くの人に愛されるゆえんだろう。
(ハコラク 2019年6月号掲載)
こなひき小屋
七飯町本町4‐1‐55
☎0138‐65‐8513
8:00~17:00
日曜定休 P有り