ここにしかない一杯にここにしかない一杯に
２０２３年に開業した「ホワイトシード」は昼から飲めるクラフトビアバー。築１００年以上の古民家を活用した隠れ家のような店には、地元客や国内外の観光客が足を運び、常ににぎわっている。
自身の醸造所を持たないファントムブルワーの平松祐太郎代表が、道内をはじめ全国各地の醸造所で生み出したビールを含む、12タップの樽ビールや缶ビールを揃え、函館では珍しい海外樽から北海道ブルワリーの希少銘柄までを提供する。常にビールの顔ぶれが変わる中から、平松代表にその日のおすすめを聞いたり、味や香りの好みを伝えてチョイスしてもらったりと、ビール談義に花を咲かせるのも楽しく、３種類を飲み比べられる「フライトセット」が人気。フードは、フライドポテトに具だくさんの自家製トマトソースを絡めて食べるアメリカ発のジャンクフード「ローディッドフライ」、口の中でビールが爽やかに香る和テイストの「豚バラかたまりビール煮込み」など、ビールとの相性を考え抜いた一皿を用意している。温度管理はもちろん、グラスの形状や注ぎ方にもこだわった一杯を料理と味わい、心地よい酔いに浸りたい。
（ハコラク ２０２５年３月号掲載）
クラフトビアバー＆ファントムブルワリー
Ｗｈｉｔｅ Ｓｅｅｄ
函館市末広町１４-４
☎０９０-６２１９-１０７１
１１：００～２４：００
木曜定休
禁煙
キャッシュレス決済利用可
西部地区 おいしい酒場へ④／Ｗｈｉｔｅ Ｓｅｅｄ
「フライトセット」（２，２００円～）は、この日のラインアップからクラフトビール２種類（平松代表が手掛けたＩＰＡ、樽熟成させたもの）、果実酒ハードサイダーをセレクト。「ローディッドフライ」（レギュラー１，４００円）「豚バラかたまりビール煮込み」（１，０００円
白を基調とした店内は、Ｌ字カウンターやテーブル席のほか立ち飲み用のテーブルを備え、思い思いにグラスを傾ける来店客で活気に満ちている。
オリジナルやコラボ商品、地方ブルワリーの缶ビールや瓶ビールはパッケージのデザインもおしゃれ。
ニセコ町のビール醸造所で腕を磨き、札幌市のビアバーで経験を積んだ平松代表。国内外ビアコンテストで高い成績を収めた技術を武器に「海外にも通用するビールを醸造し、函館をビールの盛んな街にしたい」と意欲を燃やし、事業拡大に着手している。
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