老舗焼き鳥店の２号店「地域に愛される店に」
昨年10月、昭和の風情が残るアーケード商店街に開店した「鳥辰十字街店」は、大門地区にある老舗焼き鳥店「鳥辰」のフランチャイズ１号店。本店で焼き方を担当していた山﨑直人店長と妻の清美代表が夫婦で切り盛りする。
串焼きに使用する十勝管内中札内村産銘柄鶏「田舎どり」と十勝産のポークは、産地直送で仕入れるため新鮮。手切り、串打ちと一から仕込み、森町駒ケ岳産の炭火でじっくり焼き上げる。特におすすめの鳥レバーはクセがなく、ふっくらとろけるようなやわらかさで、レバーが苦手な人にも好評。注文を受けてからカットし、焼いた後串に刺すなど、鮮度と絶妙な火加減が味の決め手に。味付けは、あっさりと飽きのこない鳥辰秘伝の特製ダレと、肉本来のうま味を楽しめる塩から選べる。串焼きのほか、牛タン厚焼き、豚スペアリブ、鳥半身焼きなどの一品料理、期間限定のつぶ・たこ串も。
焼き鳥店が少ない地域にできた待望の新店として、近隣住民や近場で働く人を中心に、店内は連日大にぎわい。一人でも仲間同士でも肩ひじ張らず過ごせる気安さが長居を誘う。
（ハコラク ２０２５年３月号掲載）
鳥辰 十字街店
函館市末広町７-７
☎０５０-８８８９-７２８５
１７：００～２１：００（料理２０：３０L.O）
火曜定休（ほか不定休あり）
禁煙 P有り
キャッシュレス決済利用可
西部地区 おいしい酒場へ①／鳥辰 十字街店
鳥レバー、鳥串、鳥ハート（各１９８円）、豚串（２７５円）、つくね（２０９円）など串焼きは１本から注文可能。「鳥から揚げ」（１，１００円）は濃いめの味に酒が進む。焼き鳥３本とお通しにアルコール２杯が付く１９時までの早得セット（２，１７８円）もあり。
店内はミントブルーを基調としたレトロな雰囲気。カウンター８席とテーブル１８席のほか、２階に２０～３０人の貸し切り部屋もある。
しいたけ（１本４４０円）やブロッコリー（同３３０円）、ししとう（同２２０円）などの野菜は素揚げしてから焼くため甘みが増す。
「ふらりと立ち寄ってもらえる地元の方に愛される店にしたい」と山﨑店長。素材それぞれの焼き加減を見極めながら、鳥辰伝統の味に仕上げる。
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