４種のチーズが絶妙に絡み合う
自家製生地のナポリ風ピッツァ
イタリアの大衆レストランを訪れたような雰囲気の「イタリアンカッフェ クサナギ」。国内旅客船の厨房でシェフとして10年間腕を磨いた草彅正博店主が２００６年に居酒屋を開業し、洋風創作料理店を経て、より気軽にイタリアンを楽しんでほしいと、15年に現在のスタイルにリニューアルした。イタリアの調理学校へ短期留学し、本場で学んだ技術を礎に、窯焼きピッツァやパスタをはじめ、旬の食材を使用したアラカルトなど本格派のメニューが女性客を中心に人気を得ている。
ピッツァは表面カリッと中はふっくらとした、軽やかなナポリ風。国産小麦の風味を感じられるよう生地を丸２日発酵させ、注文が入るごとに伸ばして４５０℃まで熱した薪窯で焼き上げる。４種類のチーズを豪華に使う「クアトロフォルマッジ」は、クリーミーなモッツァレラ、風味豊かなパルミジャーノレッジャーノ、香り高いスモーク、ピリッと辛みのあるゴルゴンゾーラを、子供も食べやすいようなバランスで配置。濃厚なチーズと炭の香りをまとわせた生地が奏でる味のハーモニーに夢中になる。
（ハコラク ２０２５年２月号掲載）
イタリアンカッフェ クサナギ
函館市亀田町１６-２２
☎０１３８-４５-５７５０
１８：００～２２：００
（２１：３０Ｌ.Ｏ）
月曜定休（ほか不定休あり）
禁煙 Ｐ有り
あったかチーズ料理⑤／クサナギ
「クアトロフォルマッジ」（１，７８０円）はクセの強いゴルゴンゾーラチーズが、全体の味わいを引き締める。＋１００円でハチミツ付きに。直径３０㎝ほどあるが、いろいろな料理が食べられるように生地は軽め。
「ワイワイと気取らず料理とワインを味わって」と草彅店主。石窯は家族が営む鉄工所「草彅商店」で製作したもの。
客席は２階にテーブル席５卓を用意。壁に飾ったイタリア製のマスカレードマスクや絵皿などが店内の異国情緒を思わせる。
外観
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