深煎珈琲を楽しむ為のパフェ
ＪＲ桔梗駅近くにある「ききょう駅前珈琲店」は、種田静香店主の母・知美さんが営む「ななえ駅前珈琲店」と〝親子店〟。東京・銀座の「ブルガリギンザ・バー」のバーテンダーを勤めていた種田店主は帰函後、市内にあるホテルのバーでも活躍し、出産を機に自分のペースで働けるこの店をオープンした。知美さんから学んだ技術で焙煎する深煎りや中煎りのブレンドコーヒーを中心に、旬やイベントごとに内容が変わるフードメニューと自家製スイーツを提供している。
大きなコーヒー豆型のテリーヌが目を引く「深煎珈琲を楽しむ為のパフェ」は、バニラアイスとホイップクリーム以外は全て自慢の深煎りコーヒーを使用した自家製。ツルンとした食感のゼリー、キャラメリゼしたブリュレ、ビターなアイス、チョコレートの甘みとほろ苦さが好相性のテリーヌ、コーヒーシロップを掛けたホイップクリームと、スプーンでどこをすくっても、口に入れるたびに鼻腔をくすぐるコーヒーの芳しさに、ホッと肩の力も抜けていく。
（ハコラク ２０２５年１月号掲載）
ききょう駅前珈琲店
函館市桔梗３‐２３‐１８
☎０１３８‐６８‐１５８０
１１：００～１７：００（１６：３０Ｌ．Ｏ）
水曜定休（ほか不定休あり）
禁煙 Ｐ有り
冬パフェで至福のひとときを④／ききょう駅前珈琲店
「深煎珈琲を楽しむ為のパフェ」（１，４５０円）は来年１月１４日までの提供を予定。加熱しすぎてコーヒーの香りが飛ばないよう、ブリュレやテリーヌなどの火入れ時間の調整に工夫を凝らしたという。
「自家焙煎コーヒーは、同じ設備を使っても焙煎方法や淹れ方によって味や香りが異なってくるのが魅力。母が淹れるコーヒーとはまた違う味を楽しんでほしい」と種田店主。
カウンター７席、テーブル席６卓を余裕を持たせて配置した店内は、落ち着いた雰囲気で、ゆっくり過ごす人も多い。
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