絶品豚モツと 活気ある接客に元気をもらえる場所
「四文屋函館五稜郭店」は、豚モツを串焼きにする〝焼とん〟がメインの炭火焼き居酒屋。串焼きのほとんどが1本132円という価格設定で、レバーなどの定番からテッポウ、シビレといった希少部位も提供。タンから腸までつながった〝つなぎ〟の状態で豚一頭分の内臓を毎日仕入れ、その日のうちに売り切るスタイルが鮮度の良さと味の秘訣。ランチは手頃な丼も用意し、昼飲み、ちょい飲み、宴会と気軽に飲める酒場として人気を集める。
仕事の関係で外食の機会が増えたという中川さんは、これまでいろいろな店に足を運んだが「ご飯を食べながらゆっくり飲めて、いつも活気があり一人でも過ごしやすい。こういう店はなかなか無い」と、親しみやすい接客や気を使わないにぎやかな雰囲気が気に入り、社員を誘い重くなりがちな仕事の話をあえてここですることもあった。クセがなくレバーが苦手な人も食べやすい「レバゴマ塩串」や絶妙な塩加減で肉の旨みを引き立てる「アゴ」「ハツモト」など、末武道也店長が串打ちから丁寧に仕込む串焼きはどれも絶品で、苫小牧市樽前直送のホエイ豚の小腸や牛すじを合わせた「もつ煮込」は、まろやかで甘みのある味がご飯にも合う。昼は介護の現場で利用者と向き合い、夜は社長として会合に出席、仕事を終えると深夜になる日も多い中川さん。「普段出会えない若い世代のスタッフが多く、今の感性に触れられる貴重な場。ここに来ると元気になれる」と、料理に舌鼓を打ちながら英気を養っている。
(ハコラク 2024年11月号掲載)
四文屋 函館五稜郭店
函館市本町7‐14
☎0138‐84‐5265
11:30~14:30
17:00~22:30
(各30分前L.O)
無休 禁煙
キャッシュレス決済利用可