40年培った経験でフランス伝統の味を
函館ならでは美食に
「仏蘭西料理 王様の食卓」は、築114年の歴史的建造物でベイエリアを眺めながら、地場のシーフードや道産ジビエがメインの〝函館フレンチ〟が味わえるレストラン。オーナーシェフの大和田司さんは、東京の老舗高級ホテルなどで修業し、数々のレストランを経営。フランスのリオンにある鴨料理専門店で3年半腕を振るって以来、30年以上味を磨く「鴨のロティ」をはじめ、コースで出す肉料理はジビエを基本としてきた。
ナイフを入れるとパイ生地からシカ肉の香りがふわりと広がり、中に閉じ込められた濃厚な味わいが堪能できる「鹿のパイ包み焼き」は、フランス料理の王道とされる一皿。繊細なジビエに合うというブルゴーニュ地方の赤ワインを使うフォアグラとトリュフのソースでロッシーニ風に仕立てる事で、ほかにはない独自性も楽しませる。大和田オーナーは、「東京ではジビエの生肉はまず手に入らなかった。函館は野菜もおいしく、新しい食材にも出合え、毎日料理するのが楽しい」と目を輝かせ、肉に脂が乗る冬のジビエシーズン到来に向け、腕によりをかけて料理の探求を続けている。
(ハコラク 2024年1月号掲載)
仏蘭西料理 王様の食卓
函館市末広町20‐2元町の宿雪月花1F
☎0138‐76‐1707
11:30~15:00
17:30~22:00
※完全予約制 (時間外も要望に合わせて対応) .
不定休 禁煙
クレジットカード利用可
店舗向かいに市営駐車場有り