労を惜しまず作るたこ焼きを肴に
昼飲みを満喫
昨年8月開店したたこ焼き専門店「たこ焼き一徹」。熊木麻美店主は函館市内で飲食店を経営していたが、新型コロナウイルス禍の影響で休業を余儀なくされた。再出発を考えていた時に、市内でたこ焼き店を営む知人からの後押しを受け、この店の開業へと足を踏み出した。熊木店主は「限られた予算内で材料を一つひとつ吟味して、味や食感を追求するのがすごく楽しかった」と笑顔を見せる。
食材は小麦粉、卵、ダシのベースとなる南茅部地区尾札部の浜で採れる真コンブなどすべて国産品を使用。主役のタコは道南の漁師から生きたまま仕入れ、内臓を取り除いてきれいに洗い、塩で揉んでぬめりを取るなど丁寧に下処理し、大き目に切り分ける。焼き油を少なめにしてじっくりと時間をかけて焼くたこ焼きは、外はふわり、中はとろりとしたやわらかさが自慢。あっさりとした後味で、どこか懐かしい味わいの「ソース」ほか、「韓国風つけだれ」「明太マヨ」などが揃う。「たこ焼きを肴に昼飲みも楽しんで」とアルコールほか、だし巻き玉子などの一品メニューも提供している。
(ハコラク 2023年12月号掲載)
たこ焼き 一徹
函館市神山3‐1‐11
☎080‐5751‐6371
11:30~15:00
17:30~21:00
不定休 禁煙
P有り
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