食材の持つ力を発信 薬膳がゆで活力を養う
七飯町の住宅街にある「お家カフェあん」は、エアロビクスインストラクターとして活躍する安保道子代表が営むカフェ。「近くにゆっくりできるカフェがほしい」との近所に住む友人やインストラクター仲間の声を受け、自宅の改装に合わせ２０２１年にオープンした。安保代表はたまたま出合った薬膳のレシピ本に感銘を受け、薬膳マイスターの資格を取得。「食事を通じて、季節の食材や薬膳食材が持つ栄養素や効果を知ってもらえれば」と、その豊富な知識を反映したメニューを用意している。
ランチには各家庭でも参考にしやすいようにと、手に入りやすい旬の食材を使い、シンプルな調理法で作る３品と汁物を〝その日のおかず〟とした「昼ごはん」を提供。高麗ニンジン、甘草、桂皮、山イモを加え、シイタケ、コンブのダシを組み合わせたサラサラの全がゆに雑穀と豆を１種類ずつ入れた「薬膳お粥」をセットにしたメニューが人気で、滋味深い味わいが体と心に元気を与えてくれる。料理を待つ間、メニュー表にあるチェック項目で体質のタイプをチェックでき、それに合わせて摂取した方が良いと言われる食材を学べる。
（ハコラク ２０２３年１１月号掲載）
お家カフェ あん
七飯町大川２‐１８‐２
☎０１３８‐６６‐２１０１ ６：００～１6：3０
※火曜の9：3０～１1：3０は中休み
水・日曜定休
禁煙 Ｐ有り
癒やしのヘルシーランチ⑥／あん 昼ごはん
昼ごはん
台湾で朝食として好まれる「鹹豆漿（シェントウジャン）」（ドリンク付き５５０円）。熱い豆乳に黒酢を入れておぼろ豆腐のように固め、干しエビやザーサイを加え揚げパンを浸して食べると体がポカポカと温まる。
安保代表は「薬膳料理は毎日作っても、組み合わせ次第で新しい発見があって面白い」と笑顔を見せる。
靴を脱いで上がる店内は、友人の家を訪ねたかのようなぬくもり。
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