海外での体験を注ぎ込んだ自慢のソースがくせになる
函館市景観登録建築物指定の倉庫２階、まるで宙吊りのように感じるガラス張りの空間にある「ホテイヤ サンドイッチ スタンド」はおしゃれでポップなカフェ。店を切り盛りする高瀬健太さんと佐藤啓太さんがワーキングホリデーで訪れたオーストラリアやカナダの飲食店での就労経験を生かし、ポップアップショップを展開した後、現在の場所に店を開いた。
ミント色や木目のテーブル、カウンター席に黒いスツールが並ぶ店内では、食事を楽しむ人、ドリンクを飲みのんびり過ごす人とさまざま。サンドイッチの具材は、サバ、ツナ、ラム、チキン、エビ、豆腐の定番６種類のほか期間限定のものを用意し、バゲットでサンド。ソースは週替わりで、和風、洋風、アジアンテイストのレシピに毎回アレンジを加えているので、訪れる度に新しい味と出合える。フライドポテトの上にチキンかラム肉を乗せ、たっぷりとソースを掛けた「ホテイスナックパック」も人気。ドリンクにはオランダ産の浅煎りコーヒー、オーストラリア産の豆乳を使うラテ、欧米のクラフトビールを揃え、培ってきた国内外での経験と人脈が店の中に詰まっている。
（ハコラク ２０２３年６月号掲載）
HOTEIYA SANDWICH STAND
函館市末広町４‐１１
ＬＯＦＴ ＨＡＫＯＤAＴＥ２Ｆ
☎０８０‐５８９３‐０３５６
１１：００～１９：００
※木曜は１２：００から
土曜は２０：００まで
（各３０分前Ｌ.Ｏ）
月～水曜定休
禁煙 Ｐ有り
インスタグラム「hoteiya_sub_stand」
西部地区新店巡り⑤／ＨＯＴＥＩＹＡ ＳＡＮＤＷＩＣＨ ＳＴＡＮＤ
ベトナム料理の「バインミー」をイメージしたサンドイッチ（単品各Ｒ８００円、Ｌ１，１００円）にフライドポテトとドリンクがセットになった「コンボＡ」（各１，４００円）がおすすめ。一番人気は脂の乗った国産サバを使う「ＣＡＶＡＳＡＮＤ（サバサンド）」。
グリーンカレーマヨソースがたっぷりかかった「ホテイスナックパック」（Ｒ１，０００円、Ｌ１，６００円）はクラフトビールにもぴったり。写真はＲ（レギュラー）。
高瀬さんと佐藤さんは大学の同級生。スケートボードが趣味でワーキングホリデー中も２人で滑りに行き、お腹が空いたときによく食べていたのがサンドイッチ。店のレシピの下敷きにもなっているという。
大きなガラス窓からは１階のアメリカンカジュアルを中心にしたセレクトショップ「ＬＯＦＴ ＨＡＫＯＤＡＴＥ」が見える。建物は１９１５年頃、製網船具倉庫として建造され、レンガ壁にはうツタが風格のある佇まいを醸し出す。
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