★道南2月倒産急増6件、建設業の苦境鮮明(7日)東京商工リサーチ函館支店がまとめた渡島・桧山管内の2月の倒産件数は前年同月比5件増の6件で、負債総額は同7・7倍の5億9000万円だった。1カ月に5件以上発生するのは7年9カ月ぶり。6件のうち建設関連が5件。背景にあるのは公共工事の減少で、建設業の苦境が浮き彫りとなっている。
★卸売市場の売上高割使用料引き下げへ(7日)函館市は新年度から、青果物・水産物両地方卸売市場の売上高割使用料(卸売業者・仲卸業者の売上高に応じて算定される使用料)を引き下げる方針。人口減少に伴う消費減により業者の経営が悪化し、存続に向けてこ入れが必要と判断。引き下げは2011年7月以来、約6年ぶり。
★函教大で前期日程合格発表(8日)道教育大函館校で7日、2017年度2次試験前期日程の合格発表があり、地域協働専攻3グループ計128人、地域教育専攻37人が春の喜びをつかんだ。午前9時に掲示板が運び込まれると、集まった受験生や保護者が一斉に駆け寄り、合格者は受験番号を撮影するなど、笑顔を見せた。
★元気いっぱい商店街支援交付金に「課題解決型」新設(8日)函館市は7日の市議会予算特別委員会経済建設分科会で、各商店街のにぎわい創出を支援する「元気いっぱい商店街等支援交付金」について、新年度から商店街が自らの課題を明確にし、解決に向けた取り組みを支援する「課題解決型事業」も助成対象とする方針を示した。助成の上限額は団体の構成規模に応じて50万~300万円。
★佐藤さん監修ダジャレと絵で覚える英単語本出版(9日)事業コンサルティングなどを手掛けるオーバルライズジャパン(函館市)の佐藤文昭社長が監修した、英単語をユニークなダジャレと絵で覚える「イラスト記憶法で脳に刷り込む英単語1880」(あさ出版)が出版された。佐藤さんは「英単語の記憶に悩みを抱えている人にとっての救世主になれば」と話している。
★みらい館利用低迷で市が屋外看板設置などてこ入れへ(9日)JR函館駅前の再開発ビル「キラリス函館」3階の「はこだてみらい館」の利用が低迷している。昨年10月~今年2月末の来館者は1万5196人。市が予定する6万人(3月末現在)を大きく下回っている。市では、今月中に存在を広く周知する屋外看板2カ所の設置や、企画展を開催するなど、てこ入れを図る方針。
★深堀小の今泉さん税に関する絵はがきコンクールで全国入賞(10日)「第8回税に関する絵はがきコンクール」で、函館深堀小学校5年の今泉杏香(きょうか)さんが全法連女連協会長賞を受賞した。「税がくらしを役立てる」という言葉とともに、税金が学校や公園、道路に使われていることを分かりやすく表現。全法連女連協会長賞12点の一つに選ばれた。
★函館産コンブPRへ認知度アップめざす(10日)函館市は新年度、函館産コンブに特化したPR活動に乗り出す。函館がコンブ生産量日本一の産地として認知されていない現状を受け、消費者をターゲットにポスターの作成や、飲み比べを楽しんでもらう「だしバー」の開催などプロモーション活動を展開。「コンブPR元年」と位置づけ、認知度アップを目指す。
★朝市など津波想定訓練(11日)東日本大震災の発生から6年を迎えるのを前に10日、函館西署管内で津波を想定した訓練が行われた。函館朝市やJR函館駅、ホテル関係者の計約100人が参加。朝市では、屋外スピーカーで日本語と英語、中国語、韓国語の録音テープで近くの高層ホテルに避難を呼び掛けた。
★新函館北斗駅前ビル完成(11日)JR新函館北斗駅前にホテル複合施設「新函館北斗駅前ビル」が完成。10日に竣工記念式典が行われた。17日にホテル「ラ・ジェント・プラザ函館北斗」と同ビル1階部分のショッピング・フードエリア「ほっくる」を含む「北斗市観光交流センター別館」がグランドオープンする。13、14日は午前10時~午後3時に地元向けのプレオープンが行われる。
★東日本大震災6年鎮魂の祈り(12日)2011年3月11日の東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の発生から6年。津波の被害を受け、道内唯一の死者を出した函館市内では、市地域交流まちづくりセンターで献花台を設置するなど、市民が鎮魂の思いを胸に抱いた。
★世界遺産登録へ決意新た議連が函館市縄文文化交流センター視察(12日)北海道・北東北を中心とした縄文遺跡群」の世界遺産登録を目指し、与党の国会議員でつくる登録推進議員連盟は11日、市縄文文化交流センターを視察。道南に残る縄文文化に触れ、登録実現への決意を新たにした。