★道農業白書まとまる 物価高が農家直撃(23日) 道は、農業分野での最近の動きや道が講じた施策をまとめた資料「2022年度農業・農村の動向に関する年次報告」(道農業白書)を公表した。ロシアのウクライナ侵攻や急激な円安に伴う肥料、飼料、燃油の価格高が農家経営を直撃し、道独自の酪農支援、肥料価格の高騰対策などの施策を講じたと明記。また、今シーズン(2022年秋~23年春)は、道内の養鶏場で過去最多となる5例の高病原性鳥インフルエンザの発生を確認したことを紹介した。
★ゴールデンカムイ展開幕(23日) 北広島市出身の漫画家、野田サトルさんの人気作品「ゴールデンカムイ」(集英社)の展覧会「連載完結記念ゴールデンカムイ展」が22日、丸井今井函館店(函館市本町)7階催事場で始まった。初日は1000人以上が来場する盛況ぶりだった。
★開設3カ月、児童生徒21人利用 サポートベース函館(24日) 函館市教委は今年度、さまざまな理由で登校できない児童生徒を受け入れる「サポートベース函館」を市南北海道教育センター(湯川3)内に開設した。13日までに29人の体験・見学があり、小中学生21人が利用している。学校以外での居場所として、教職員経験者ら子どもたちに寄り添った形で自立を支え、学びの意欲を高めている。
★サマーナイトフェス売り上げ54億6205万円(24日) 函館市競輪事業部は市営函館競輪場で15~17日の3日間開催した特別競輪「サマーナイトフェスティバル(GⅡ)」の売り上げ実績をまとめた。54億6205万6800円で52億円の予算を2・6億円(5%)上回った。本場の入場者は3日間で1万4720人で、感染症対策の規制下にあった2021年に開催した前回の6064人を大幅に上回った。
★地域おこし協力隊員、知見を共有 今冬に活動発表会(25日) 渡島総合振興局は今年度、道南で活動する地域おこし協力隊の発表会を初めて開催する。各市町の隊員が具体例や体験談を発表し、知見を共有することで新型コロナウイルス禍で寸断された横のつながりを強化するのが狙い。道南では53人(5月1日現在)の隊員が活動しており、地域への人材定着、移住者増を後押しする。
★黄金色たわわに 道南農試で世代促進稲刈り(25日) 道総研道南農試(北斗市市本町、藤田眞美子場長)の大型温室で24日、試験栽培している水稲の収穫があった。コメの品種開発をより速くするための試験で、今年1期作目。たわわに実った黄金色の稲を職員ら8人が丁寧にバインダーで刈り取った。
★旧戸井線の遺構「開進橋」見納め(26日) 函館市は都市計画道路日吉中央通の整備に伴い、自転車歩行者専用道の市道緑園通の一部区間を8月21日から2025年3月頃まで通行止めとする。これに伴い、戦時中に建設が中断された旧国鉄戸井線の遺構で3連アーチ橋の「開進橋」が来年度には解体されるため、橋の下からは見納め、通り納めとなる。
★沖縄戦の戦没者の日章旗、松前の遺族の元へ(27日) 第2次世界大戦末期の1945(昭和20)年6月に沖縄戦で亡くなった留萌市出身の陸軍兵士、鈴木秀二(ひでじ)さん(当時37歳)の日章旗が26日、米オレゴン州のNPO法人「OBONソサエティ」を通じて松前町在住の遺族に返還された。日章旗は米国の元兵士が長年保管していて、78年の年月を経て長男の鈴木一弘さん(86)の手に渡った。一弘さんは「ありがたい。うれしい」と喜んだ。
★沿線自治体首長、歓迎も課題注視 函館―長万部の鉄道貨物維持(28日) 2030年度末予定の北海道新幹線の札幌延伸後にJR北海道から経営分離される函館線の函館―長万部間(147・6キロ)に関し、鉄道貨物を維持する方向となり、道南の沿線自治体の首長からは歓迎する声が出ている。今後は有識者会議を設置し、費用負担の在り方や人員確保が議論される見通しで、各首長は課題の行方を注視する考えだ。
★ハンドボールインターハイ、男子函工1勝(28日) ハンドボールの全国高校総合体育大会(インターハイ)が25日に開幕。2日目の27日、函館アリーナなどで2回戦32試合を行った。男子函工が36―35で彦根総合(滋賀)を撃破しベスト16に進出も、3日目の28日、28―37で四日市工(三重)に敗れた。函大有斗は26日に粉河(和歌山)と対戦し28―38で敗退。女子函工は27日に大阪商業大堺(大阪)に12―41で敗れた。
★自民8区新支部長に向山淳氏(29日) 自民党は28日、道8区の新支部長として東京在住の政策シンクタンク代表、向山淳(むこうやまじゅん)氏(39)に決めたと発表した。道8区での女性支部長就任は初めて。新支部長の下で支部の体制構築を急ぎ、次期衆院選に備える。
★道南暑い! 函館など6地点で真夏日(29日) 厳しい暑さが続いている函館・道南は、28日も最高気温が函館市美原で30・6度を観測するなど、各地で気温が上昇した。函館市内の公園では、水遊びを楽しむ親子連れなどでにぎわった。