函館市内の多くの小学校で24日、運動会が行われた。函館昭和小学校(大室文子校長、児童384人)では、「全力で楽しくがんばる運動会」をテーマに、赤組・白組に分かれて徒競走や玉入れ、大玉転がしなど競技が行われた。児童たちの元気な掛け声や保護者の拍手がグラウンドに響きわたり、熱気に包まれた。
注目を集めたのは、6年生による競技「台風の目」。4人1組で長い棒を持ち、リレー形式で走り抜ける団体競技で、6年生が掲げたスローガン「協進」のもと、息の合った力強い動きを披露した。
最後の競技は、低・高学年ごとに4チームに分かれて行われたバトンリレー。各学年から選ばれた代表の児童がバトンをつなぎ、ゴールを目指して力いっぱい走った。児童や保護者の声援と拍手が会場を包み、この日一番の盛り上がりを見せた。
児童会長を務める6年の山下流生君(11)は「小学校最後の運動会なので一生懸命に取り組んだ。演目の『台風の目』はたくさん練習した。楽しい運動会になった」と笑顔だった。(清水孝光)