【木古内】道の駅「みそぎの郷きこない」は22日、累計来館者数が500万人に達した。節目となる来館者は、午前10時すぎに家族で訪れた函館市亀田本町の会社員、白川拓人さん(26)。セレモニーで特産品を詰め合わせた記念品が贈られ、温かな拍手と笑顔が広がった。
セレモニーでは鈴木慎也町長から木古内サーモンや町産米「ふっくりんこ」を25キロ、地酒「みそぎの舞い」など特産品がプレゼントされた。同町のマスコットキャラクター「キーコ」も登場し、記念撮影が行われた。
白川さんは「家族で塩パンを買いに来た。思いがけない出来事で、とてもうれしい。子どもたちも大喜びでよかった」と話した。長女の碧(あおい)ちゃん(5)は「お店に入ってびっくりした。キーコと一緒に写真が撮れて楽しかった」と笑顔だった。
道の駅は2016年1月にオープン。地元特産品の販売や観光案内の拠点として親しまれており、17年11月に来館者100万人を突破。その後も順調に来館者数を伸ばし、19年10月に200万人、22年3月に300万人、23年9月に400万人を記録していた。
同施設を運営する木古内公益振興社の北島孝雄代表理事は「想定していたよりも早いペースで達成できた。ドッグラン設置など、来館者のニーズに応じて整備を進めてきた。今後も来場者が楽しめる道の駅づくりに努めたい」と語った。
500万人達成を記念して24、25の両日「記念フェア」を開催。物販コーナーでは特価品の販売、フードコーナー「キッチンキーコ」では人気の「函館和牛コロッケ」が2個500円など、特別価格で提供する。(清水孝光)