レントゲンをとっても、異常はないのに腰・肩が痛い方
　複合高周波ＥＭＳをご存じでしょうか？

　レントゲン検査をして、医師などに異常はありませんと言われたものの「痛いんだよなぁ」という方、もしかすると筋力（インナーマッスル）が弱っているかもしれません。痛みの原因には、加齢による筋力の衰え、姿勢、精神的なストレスなどがありますが、中でも加齢による筋力の衰えと、姿勢の悪さが大きな原因と言われています。筋力の衰えによって身体が「く」の字になって、腰、膝、肩に負担がかかるようになり、痛みを引き起こす一因と言われています。
　筋肉にはアウターマッスルとインナーマッスルがあることをご存じでしょうか？アウターマッスルとは見た目をきれいに見せたり瞬発的な力を発揮したい場合に鍛える外側の筋肉です。インナーマッスルとは体の深部にある、身体を安定させるための土台になる筋肉で、あらゆる動作の最初に作用します。物を拾い上げる、立ち上がるといった動作もインナーマッスルがあるから可能です。インナーマッスルがないとバランスを崩し、うまく行えません。しかし、インナーマッスルは普通のトレーニングでは非常に鍛えにくい筋肉です。ヨガやピラティスなどで鍛えることができますが、正しいトレーニング方法を自分で学び、継続することが難しく途中で挫折してしまいがちです。 　
　そこで考えられたのが、複合高周波ＥＭＳです。一般的なＥＭＳは２０ヘルツ程度の低周波で筋肉に作用しますが、身体の深部までは届きません。複合高周波ＥＭＳは体の深部まで容易に届き、インナーマッスルを効率的かつ安全に鍛えることができると言われています。週に２～３回、２０分から３０分寝ているだけで筋力トレーニングができるので、腰や膝が痛くて運動が難しい方にもおすすめです。
　すべての腰痛、肩の痛みが筋力をつけることで解決できるわけではありませんが、インナーマッスルはあっても邪魔にはなりません。自分に合ったトレーニング方法を見つけ、筋肉を貯える、いわば“貯筋”をし「痛みのない生活」「一生歩く」を目指しましょう。
（ハコラク　２０２２年１０月号掲載）

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