数カ月もアキレス腱や足の裏が痛いという方へ
~拡散型圧力波(ショックウェーブ)をご存知でしょうか~
「かかとが痛くて歩けない」「朝、足を着くと足の裏が痛い」「ずっとアキレス腱が痛い」―。そんな症状に悩んでいる人はいませんか。それは「足底腱膜炎」や「アキレス腱炎」という足の腱の炎症かもしれません。長時間の立ち仕事や、スポーツが原因で起こりやすく、近年はランニングブームの影響で患者数が増えています。軽度の場合は、適切なセルフケアで改善する場合もありますが、中には数カ月から数年、治らないという場合もあります。腱組織は元々、血管の分布が乏しく、一度痛めてしまうと回復するのに時間がかかる組織です。また、一定期間を過ぎてしまうと自然回復力が低下してしまう為、慢性化しやすいのです。
慢性化してしまった、足底腱膜炎、アキレス腱炎への治療法として考えられたのが、「拡散型圧力波(ショックウェーブ)」です。メジャーリーグで二刀流として大活躍している選手も愛用していることで、話題になったこともあります。原理は患部に圧力波を当て、わざとすごく細かな傷を与えます。人の体は新たに損傷することで、自然回復力が活性化し組織の回復を促進させます。いわゆるショック施術法です。圧力波には、損傷した軟部組織の回復に必要な正常線維芽細胞の増殖と、コラーゲンの生成を活性化させる働きがあります。痛みを感じる神経の破壊も行うため、即時性の疼痛緩和作用もあります。そのほか、膝蓋腱炎、ばね指、上腕骨外側上果炎(テニス肘)、五十肩、石灰沈着性腱炎、ジャンパー膝、腰痛にも有効と言われています。
施術は機器を痛みの強く感じる患部へ当てて行います。1回の施術は2~7分程度で、施術後は、組織が再生するまで1週間程度休養します。個人差はありますが、施術を繰り返すことで、徐々に痛みが減少し、施術終了時には動きも良くなります。症状にもよりますが、5~6回(1カ月)程度の施術が目安になります。圧力波による施術は、外科的手術や投薬に加え、新しい選択肢として、注目を集め始めています。
(ハコラク 2022年6月号掲載)
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