捻挫の症状と原因、効果的な応急処置
スポーツ外傷で最も多いのが足首の捻挫です。しばらく運動ができなくなったり、普段の生活にも支障が出るので気を付けたいところですね。スポーツをする人なら知っておきたい、捻挫の症状や原因、応急処置を確認してみましょう。
捻挫とは読んで字のごとく「捻る」「挫く」ことです。関節に不自然かつ強い力が掛かって、靱帯が損傷した状態を指します。足首、手首、指の付け根、肩、ひざなど、関節のある部分ならどこでも起こり得ます。そのうち、スポーツ活動中に最も頻発するのが足首の捻挫。球技で多く発生する突き指も捻挫の一つです。そのほか、交通事故の代表的な頸椎捻挫(むちうち症)、腰椎捻挫(ぎっくり腰)などがあります。主な症状は、痛みと腫れです。靱帯は関節を構成する骨を固定する役割があるため、緩んだり、切れたりして機能を果たせなくなると、歩行などの動作に支障を来します。
捻挫した場合は、応急処置として、Rest(安静)、Icing(冷却)、Compression(圧迫)、Elevation(挙上)のそれぞれの頭文字をとったRICE処置というものがあります。まず、関節が動かないようしっかり固定して、むやみに動かさないようにしたら、患部を氷のうで冷やし、炎症を抑えます。また、内出血を最小限に抑えるため適度に圧迫をし、できるだけ下に下さず心臓の位置より上に上げるように心掛けて下さい。
軽度であれば、通常は数日から1週間程で治りますが、治療を怠ったり、間違った処置を行うと、治りにくくなることがあります。完治するまでは、運動やマッサージを控えて、安静に過ごしましょう。温めると逆効果になるので、受傷後2、3日は入浴を控えるのが賢明です。たかが捻挫だと軽くみて処置を怠ると後遺症が残ってしまう場合もありますので、早めに病院や整骨院を受診しましょう。
(ハコラク 2021年10月号掲載)
瞬整骨院
函館市柏木町15‐40
☎0138‐84‐1485
https://shun-s.com/
■診療時間/9:00~13:00
15:00~20:00
(予約優先)
※土曜午後の14:30~17:00は完全予約制
■休診日/日曜・祝日