割り干し大根の食感も楽しい
趣向を凝らした和風グラタン
〝楽しい洋食屋さん〟がテーマの「レストラン オールドウェスタン」は、経営者とメニューを一新し、２０２１年に再オープン。東京のフランス料理店で７年間学び、札幌や函館の数々の飲食店で腕を磨いた料理人歴40年以上の竹浦力店主が、フレンチの技法をベースに手作りにこだわって、フォンドボーやソースから手掛け、昔ながらの洋食や季節の道南食材を取り入れる創作料理を揃えている。
グラタンはその時々で内容を変え、２月中旬までは「白身魚と割干し大根のグラタン」を提供する。グラタンの具材としては斬新な割り干し大根は、竹浦店主が子供の頃に食べた正月料理から着想を得たもの。パリポリとした歯応えの大根と、口の中でほどける旬の白身魚の異なる食感がクセに。まろやかなモッツァレラチーズと一緒に、熱々を一口含むと数種類のスパイスを利かせた自家製ホワイトソースの旨みが一緒に広がり、魚の頭や香味野菜で丁寧に取ったダシが後を引く。細部まで工夫を凝らした一皿が、舌の肥えた大人を満足させる。
（ハコラク ２０２５年２月号掲載）
Ｒｅｓｔａｕｒａｎｔ
ＯＬＤ Ｗｅｓｔｅｒｎ
函館市西桔梗町８３５‐５７
☎０１３８‐７６‐７０３９
１１：００～１５：００
１７：００～２１：００
（各１時間前Ｌ.Ｏ）
第２・４水曜のディナーと
毎週木曜定休
禁煙 Ｐ有り
あったかチーズ料理⑥／ＯＬＤ Ｗｅｓｔｅｒｎ
「白身魚と割干し大根のグラタン」は９５０円。＋４００円で基本セット（サラダ、温野菜、ライス）が付けられるセレクトディッシュの本日のメインとしても選べる。
北斗市で生産加工されている割り干し大根は、グラタン以外の料理やソースにも活用している。
飽くなき探求心で一期一会の料理を生み出す竹浦店主。「気になる料理を食べて、良い時間を過ごしてもらえたら」と話す。
店内には、ゆっくりと過ごせるよう、ゆとりをもって配置されたテーブル５卓とカウンター合わせて２１席を備える。
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