レトロな古民家で楽しむどこか懐かしい家庭の味
真っ白に塗った板壁に大きなガラスが入った引き戸、赤い屋根の外観が目を引く「ごはんおやつ シプル」は、西部地区・常盤坂沿いに立つ大正時代に建てられた古民家をリノベーションし、2018年にオープンしたカフェ。胆振管内白老町から移住してきた山田都志樹さんがパスタ、妻の麻由さんが定食とおやつを担当し、少量多品目を手掛ける北斗市の有機農家の野菜など道南産の食材を使うメニューを振る舞っている。
定食の「週がわりごはん」は、化学調味料を使わず、ダシや下味をしっかり付けて素材の味を引き立てる、少し手の込んだ家庭料理がテーマで、肉か魚をメインに5品ほどのおかずのほかごはんのお供を用意。この日は豚肉とダイコンの塩中華炒めを主菜に、ハーブポテトコロッケ、人参味噌胡麻サラダ、出汁巻玉子など、ホッと肩の力が抜けるような顔ぶれ。麻由さんは「洋食のように見た目のボリューム感や、ガツンと来る力強い味付けではないけれど、食べ終わった時の満腹感も味も調度良い感じを目指している」と言い、どこか懐かしさを感じる味わいで常連客の心をつかんでいる。
(ハコラク 2023年11月号掲載)
ごはんおやつ シプル
函館市船見町7‐24
☎0138‐76‐8930
11:30~15:00
※雪が降るまでは前日までの予約で
土・日曜のみ17:00~19:00も営業
(各30分前L.O)
水、第1・3木曜定休
禁煙 P有り