新型コロナウイルス禍で苦境に立つ函館市内の食品関連業者の商品をPRする「地元応援フェア」(市主催)が、3日にコープさっぽろいしかわ店と湯川店で始まった。店舗を訪れた市民らは、地元企業の魅力あふれる商品を次々と買い求めていた。
昨年度は2回開催し、今年度は今回が初めて。この日は、いしかわ店に「医食同源」と「三海幸」、湯川店に「ムロタ」と「泉味亭」が出店。5日まで特設コーナーで販売を行う。
ガゴメコンブを使った調味料などを販売する、医食同源の佐藤麻彩さんは「通常は道の駅やホテルの売店などで販売し、観光客の土産用として利用されるが、今回のフェアをきっかけに市民の皆さんにも商品の魅力を知ってほしい」と話していた。
また、道産原料を使った菓子やつまみを販売する、三海幸の山下文子さんは「体に優しくおいしい商品をそろえているので、ぜひ手に取ってほしい」と来場を呼び掛けている。
フェアは17~19日にも開き、いしかわ店に「キングベーク」と「太田かまぼこ」、湯川店に「昭和製菓」と「五島軒」が出店する。(小川俊之)