14日の「母の日」を前に、函館市内ではギフト商戦が盛んになっている。花やエプロン、春らしい小物など定番が根強い人気を誇る。昨年は8日だったためゴールデンウイーク後半がピークだったが、今年は曜日の関係で6日遅いため、10日ごろからピークに入る見込みだ。
(稲船優香、木村京子)
〇…棒二森屋(若松町17)では、本館1階に特設会場「母の日ギフトパーク」を設置し、ポーチやタオル、パジャマなど多彩なラインナップを展開。5000円前後がよく出るという。
売れ筋は、レースが施されたストールで、黄色やピンク、白など春らしいパステルカラーが人気を集めている。ルノワールなど有名な画家の絵をモチーフにした雨傘も好評。カーネーションの入浴剤とプチタオルのセットは540円(税込み)と手頃な価格も充実させた。財布やバッグは好みがあるため、親子で来店して一緒に選ぶ傾向もあるという。
生活用品ライン部門長の中村操子さんは「お母さんへの感謝状や表彰状を書く用紙やスペースを設けている。親子でワクワクできるような商品をそろえています」と来店を呼び掛ける。
○…浅水フラワーガーデン(昭和2、浅水春雄社長)では、ピンクや赤、青、オレンジなどカラフルなカーネーション(1本税抜き200円~)が並ぶ。
同店は多彩なバルーンと組み合わせ、オリジナルのギフトを仕上げられるのが特長。焼き菓子とのセットもあり、4000円前後が好調だという。また、「プリザーブドフラワー」(3000円~)は手入れが不要で長持ちするため、高齢者を中心に喜ばれている。
浅水由紀子専務は「生花は1週間ほど持つが、1日に1回水を取り替え、暖房や直射日光を避ければ長持ちする。予算に応じてアレンジや花束を作るので、気軽にご相談を」とPRしている。