16日から道内唯一の国指定文化財庭園「香雪園」(函館市見晴町)で始まる「はこだてMOMI―G(もみじ)フェスタ」(市主催)へ向け、14日夜にライトアップの試験点灯が行われた。鮮やかに色づきはじめたカエデを照らす美しい光が幻想的な雰囲気を醸し出していた。
2009年に始まった同フェスタには毎年国内外から多くの来場者があり、無料ライブや展示会、各種体験会なども同時に行われていた。しかし、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、昨年度と同様にライトアップのみの実施となる。この日の試験点灯には市の関係者ら約10人が参加し、照明の明るさや足元の状況などを細かくチェックした。
ライトアップは16日から11月7日までの毎日午後4時~同9時に実施。同園を管理する市住宅都市施設公社東部公園事務所は「紅葉のピークは今月下旬から来月上旬ごろと見られるが、日々彩りが変化していく様子も楽しんでほしい。緊急事態宣言は解除されたが、適度な距離を保ちながら安全に散策してほしい」と呼び掛けている。
問い合わせは同事務所(0138・57・7210)へ。(小川俊之)