函館国際観光コンベンション協会は、函館市内の垣ノ島、大船両遺跡を含む「北海道・北東北の縄文遺跡群」が世界文化遺産に登録されたことを受け、当時から続く人間の営みについて興味を向けるきっかけにしてもらおうと、パラパラ漫画風アニメーション「だって縄文なんだもん」を公開している。
約1分30秒のアニメ動画は、市内在住の映像アーティスト・あんなさんによるもので、500枚以上の原画をもとに制作。同協会は動画を通じ、「縄文」に関心の薄い人や若者世代に、当時から続く人びとの営みを気軽にイメージしてもらうのを目的としている。
動画は、同協会のツイッター公式アカウントで公開中。30日まで、公式アカウントまたは対象ツイート=二次元コード参照=のフォローとリツイートをすると、抽選で1人に函館牛乳キャラメル(応募人数×1粒、上限あり)が贈られるほか、函館の特産品セット(5000円相当)が3人、函館観光イメージキャラクター「エキゾーくん」グッズセットが15人に当たるキャンペーンを実施している。
同協会によると、15日午前11時現在、リツイートは800件を超えており、「函館在住の人に、ぜひアニメの拡散に協力していただきたい」と呼び掛けている。
また、同協会は遺跡群の遺産登録を祝い、観光客への周知を図ろうと、市内の主要観光施設や公共施設などに「世界遺産登録祝福ポップ」を5000枚配布。ポップは公式サイトからダウンロードでき、自由に掲示することができる(事前問い合わせ不要)。
このほか、市内の2遺跡をPRする動画を制作し、公式サイト特設ページまたはYouTubeチャンネル、市内公共施設のデジタルサイネージで公開している。
特設ページはhttps://hakodate-kankou.com/jomon/。(海老田暁)