JR函館駅周辺の観光施設とホテルが連携し、1日から外国人宿泊客を対象とした夜間限定のスタンプラリーを始めた。11日まで午後6時以降に駅や西部地区の施設でスタンプを設置。翌朝、函館朝市で行われる抽選会で商品券が当たる。抽選会場ではアンケートを行い、外国人観光客の夜間の需要を調査する。
函館朝市&駅前大門地域連携フェア実行委員会の主催。夜間の消費拡大に向けて、外国人観光客の需要を調べるのが狙い。企画した函館朝市協同組合連合会の松田悌一事務局長は「確かな需要があれば、新たなビジネスチャンスにつながるのでは」と話す。
スタンプは函館駅、朝市どんぶり横丁市場、ハコビバ、大門横丁、キラリス函館、はこだてビール、マックスバリュ若松店、シネマ太陽函館の8カ所に設置。駅周辺のホテル15カ所が協力し、チェックインした時にスタンプカードを配布する。ビンゴ形式で1列3カ所のスタンプを集めると参加できる。
中国・上海市の叶大海(イエ・ダー・ハイ)さん(40)は妻、娘と夜景を楽しんだ。ホテルと朝市、函館駅でスタンプを押し、2日朝に抽選に訪れた。「妻が化粧品探しを楽しみにしていた。寒い季節なので、駅近くに飲食や買い物ができるショッピングモールがあったらよかった」と話した。(深津慶太)