【七飯】町峠下地区に23日にオープンする道の駅「なないろ・ななえ」の関係者向け内覧会が2日、同道の駅で開かれた。町内会役員や旅行事業者、周辺自治体職員ら約100人が参加。全面ガラス張りで建物中央に開放感を持たせ、真新しい設備が整った施設に参加者は目を輝かせていた。「西洋式農法発祥の地」である七飯の新たなランドマークへ期待が寄せられる。
道の駅は峠下380の国道5号沿いに位置し、延べ床面積は約990平方メートル。総事業費は約10億7000万円で、渡島、桧山管内では15駅目となる。
この日は施設見学に加え、カフェコーナーで販売する町内飲料メーカー・小原の主力商品「ガラナ」を使った「ガラナソフト」を振る舞った。民間テナントブースでも、道内初進出でクレープ販売の「マテリアクレープ」が人気商品の「カスタードクリームブリュレ」を無料で提供し、「道の駅グルメ」も堪能した。
レンタカー事業を展開するタイムズモビリティネットワークス新函館北斗駅前店の中川めぐみ店長は「地元の雰囲気がありながらもおしゃれな施設。レンタカーを利用する観光客にぜひお勧めしたい」と話す。中宮安一町長は「レンタカーを使った観光客の拠点にしてもらうとともに、町民に愛され親しみある道の駅にしたい」と語った。
23日は午前9時半から開業式典があり、道の駅記念切符の配布や来場者プレゼントなどを予定している。(蝦名達也)