【江差】北前船時代の街並みを再現したいにしえ街道で3日、「春の江差いにしえ夢開道~江差の五月は江戸にもない~」(実行委主催)が始まった。初日は花嫁行列があり、江差町と北斗市の2組が約1キロをゆっくりと進み、沿道の祝福を受けて晴れやかな笑顔を見せた。
今年の主役は、昨年8月に入籍した江差町の三浦涼さん(23)と受実(つぐみ)さん(22)、昨年2月に入籍した北斗市の藤谷祥太さん(25)と杏菜さん(20)。東本願寺江差別院をスタートし、旧中村家住宅では江差追分や長持ち唄で2組を祝福。姥神大神宮で三三九度の杯を交わし、「江差餅つき囃子」の後にもちまきを行った。
受実さんは「たくさんの人に見守られ、普段できない体験ができて楽しかった。平穏な家庭を築いていければ」と笑顔。杏菜さんは「緊張したけど、お祝いの声が聞こえて嬉しかった。昨年出産して挙式していなかったので、いい思い出になった」と話していた。
4日は江差中学校の吹奏楽や餅つき囃子、歌手KAZUMIさんの歌謡ショーなどが行われる。(稲船優香)