【七飯】七飯スノーパーク(東大沼666)で29日、「函館七飯ゴンドラ」が今季の運行を開始した。これに合わせてゴンドラ山頂駅隣の「ピークカフェもオープンし、観光客らがゴンドラからの風景や絶景を眺めながらの食事を楽しんでいる。
「函館七飯ゴンドラ」は昨年、新幹線の開業に合わせて7年ぶりにグリーンシーズンの運行が再開された。全長3319メートルで、山麓駅から山頂駅まで約15分ほどの〝空中遊泳〟となり、駒ヶ岳や大沼、小沼、狩場山、噴火湾、晴れた日は遠く羊蹄山を眺めることもできる。
また、昨年10月にオープンしたピークカフェは今季からメニューを刷新。プレートランチ(1500円~)はシェフの〝おまかせ〟として七飯町や道南の食材をふんだんに使った日替わり料理を味わうことができるほか、予約制によるコース料理の提供も行っている。
斜面にせり出すように作られたテラスでの食事も可能で、絶景と食事の両方を楽しむことができる。スノーパークを運営する鈴木商会(東京)の菅原恵一部長は「地産地消の食事と、景色を大沼に観光で訪れた人などに広くPRしていきたい。今シーズンは2万人の来場者が目標」と話していた。
運行時間は午前9時~午後4時(上り最終午後3時半、下り最終同4時)。ピークカフェの営業時間は午前9時半~午後3時45分(ラストオーダーは同3時15分)。ゴンドラ乗車料金は高校生以上1800円(片道1200円)、小中学生1000円(同600円)、ペット1匹500円。(大谷健人)