【七飯】2月4、5両日に開催する「第51回大沼函館雪と氷の祭典」(実行委主催)で使用する湖水氷の切り出し作業が大沼の東大島付近で行われている。今冬から「ジャンボ滑り台」に近い場所に変更し、氷の厚さは24日現在で約25センチ。作業は今週末まで続き、1800枚を切り出す。
町から委託を受けた作業員が23日から切り出しを開始。氷上に60センチ四方の溝を付け、電動のこぎりで切り出す。予め表面を除雪をしてきたおかげで、透明度の高いきれいな氷が次々と湖面から引き上げられた。専用の氷ばさみで重機のある場所まで運び、会場内に運搬した。作業は今週末までに終える予定。
氷は主に、長さ20メートルのジャンボ滑り台に敷き詰められるほか、七飯町あかまつ公園で同19日に開かれる「ななえチビッコ雪まつり」会場の滑り台などにも使われる。
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冬型の気圧配置となった影響で24日の道南は冷え込みが厳しくなった。気象庁の速報値によると各地の最低気温は今金氷点下15・9度、北斗同13・5度、八雲町八雲(同)12・4度が今季最低となった。函館は(同)10・1度で今季2番目の低さとなり、最高気温は同2・0度で14日以来10日ぶりの真冬日となった。(山崎純一)