【江差】来年3月26日開業の北海道新幹線まで100日を突破したことを記念した「ひやまカウントダウン!!~ひやま巨大ひばツリー点灯式」(桧山振興局、町主催)が19日、江差追分会館で開かれた。約250人が来場し、ツリーの飾りづくりなどのイベントを楽しんだほか、高さ10メートルのツリーの点灯式を行い、新幹線開業に向けて機運を高めた。
会場では、乙部町のNPO法人ひまわりの就労支援事業所が作成した、道新幹線開業PRキャラクター「どこでもユキちゃん」のぬいぐるみ販売や、五勝手屋本舗(江差町)の名物「丸缶洋かん」の新幹線記念デザインが初お披露目され、先着100人に無料プレゼントされるなど、大にぎわいだった。
無料体験ブースでは、天然のぶどうのツルや松ぼっくりなどを使用したリース作りを開催。大勢の親子連れが趣向を凝らしながら自分だけの作品を作成。上ノ国小学校6年生の田畑南君(12)は「いろいろ作れて楽しかった。新幹線も早く乗ってみたい」と話していた。
会館正面の広場に置かれたツリーは、町内でヒバの苗木栽培などに取り組む指導林家、坂野正義さんと江差建設協会の全面協力の下、18日に伐採、設置した。高さ10メートルの飾り付けは同協会が善意で足場を組むなどし完了した。
点灯式では幡宮輝雄同振興局長が「開業まで100日を切ったが、この桧山から盛り上げていきましょう」とあいさつ。照井誉之介町長も「地域全体で観光客をもてなし、みんなで機運を高めていきたい」と述べ、地域振興の願いが込められたヒバに明かりをともした。
ツリーは24日まで設置し、午後4~同9時にライトアップする。(蝦名達也)