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左手だけのピアノ演奏会 17日に長内さんが函館で初リサイタル

 大野町(現北斗市)出身で東京在住のピアニスト・長内一真さん(27)が17日午後2時から、函館市芸術ホールで初のリサイタルを開く。長内さんは大学時代に右手の薬指と小指の故障に見舞われ、今回は左手のみを使って演奏する。「両手によるパフォーマンスにそん色のない、素晴らしい演奏を届けたい」と意欲をみせている。
 長内さんは函館中部高を卒業後、プロの演奏家を目指して東京音大ピアノ演奏家コースに進学。しかし、大学3年ごろから右手の小指と薬指の動きに違和感を感じるようになっていった。当初は単なる練習不足と考えていたが、医師の診断により神経系の疾患であることが判明。治療やリハビリなどに取り現在も組んでいるが、回復の見通しは立っていない。
 一時は演奏活動をあきらめかけたが、日本の著名なピアニスト・舘野泉さんが脳出血で右半身麻痺になりながら左手の演奏家として活躍するなど、同じような境遇で活躍するアーティストの存在を知り、再出発する決意を固めた。
 ラベル作曲の「左手のためのピアノ協奏曲」など、左手のレパートリーは決して少なくないが、両手を使う作品に比較し難易度は各段に高くなる。それでも「新たな道が開け希望が広がった。両手の演奏に負けない、華やかでダイナミックな世界を生み出したい」と力を込める。
 リサイタルでは前述のラベルの協奏曲のほか、ショパンのエチュードをゴドフスキが編曲した「別れの曲」「革命」や、ブラームスがJ.S.バッハの作品を編曲した「左手のためのシャコンヌ」など、難曲が並ぶ。長内さんは「生演奏では聞く機会の少ない作品ばかりなので、ぜひ多くの人に足を運んでほしい」と来場を呼び掛けている。
 賛助出演はピアニストの樋口美和子さん。入場料は一般2000円、高校生以下1000円。問い合わせは実行委員会(090・6870・2885)へ。(小川俊之)










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