回復期リハビリテーション病棟での
介護福祉士としてのやりがい
介護福祉士とは介護職の国家資格です。働く場も施設や病院・在宅など幅広く、病院の中の回復期リハビリテーション病棟でケアワーカとして働くこともあります。
回復期リハビリテーション病棟は、脳血管の病気や骨折、廃用症候群などの患者さんに対して、日常生活動作(食事、着替え、移動、整容、排泄などの動作)の獲得に向けて支援し、リハビリを行う場所です。厚生労働省が疾患などの条件や入院期間を定めており、入院するには専門の医師による判断が必要になります。ここでは、医師・看護師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・社会福祉士・管理栄養士・歯科衛生士などと共に介護福祉士も協働します。
介護福祉士としての仕事はモーニングケアにはじまり、入浴介助、トイレ誘導、就寝前のイブニングケアなど多岐に渡り、患者さんが安心して療養出来るよう環境整備なども行います。回復期リハビリテーション病棟では入院生活全てがリハビリです。訓練室でリハビリを行うだけではなく、病棟でのあらゆる生活場面がリハビリとなります。そのため、出来ることはご自分でやっていただくことになり、介護福祉士が援助する際は患者さんの安全に配慮しながらサポートします。日々変化していく患者さんのリハビリや日常生活動作に合わせてスタッフ全員が統一した関わりが出来るよう心掛けます。
患者さんとの関わりの中で、私が感じるやりがいは、リハビリが進むにつれ入院当初は出来なかった動作が出来るようになっていく姿や、患者さんの表情が明るく変化していく様子を見ることです。また、患者さんから「大変な仕事だね」「いつもありがとう」と感謝の言葉をいただくこともあり、この仕事を選んで良かったと思っています。これからも患者さんの笑顔を励みに頑張っていこうと思います。
(ハコラク 2020年10月号掲載)
西堀病院
函館市中道2-6-11
☎0138-52-1531
http://www.nishibori-hosp.or.jp/
■診療科目/内科、消化器内科、循環器内科
外科、整形外科、肛門内科
リハビリテーション科
■診療時間/月~金 9:00~12:30
13:30~17:00
■休診日/土・日曜・祝日