心まで満腹にする肉汁あふれる名物メンチ
「お食事・お弁当 うれしや」は、菊地和恵店主と長男の了嗣さんが２人で切り盛りする食堂。開業時に店舗の修繕を頼んだ友人から、「外はボロでも中を小ぎれいにして、１つでも目玉になる料理が出せればお客さんはついてくる」と言われ、店の名物へと育ててきたのが、たっぷりと肉汁を閉じ込めた「メンチカツ」。牛と豚の赤身肉を７対３の割合で配合するタネに、すりおろしたタマネギを混ぜ込むのがジューシーさの秘訣で、２５０ｇ超えという圧巻の大きさながら、最後まで飽きずに肉の旨みを堪能できる。細かく刻んだ野菜と鶏むね肉を素材の水分で煮込む「キーマカレー」も人気で、野菜の甘味とスパイスのすっきりとした辛味がクセになる。「おいしかったの一言が何よりうれしい魔法の言葉」と話す菊地店主の料理は、それぞれのメニューに「ここに来たらこれしか食べない」という熱烈なファンがいるのも頷ける。
（ハコラク ２０２３年１月号掲載）
お食事・お弁当 うれしや
函館市宮前町１９‐４
☎０１３８‐４２‐２６４４
１１：３０～１３：３０
１７：００～１９：００
日曜定休（祝日は不定休）
禁煙 Ｐ有り
街のレトロ食堂④／お食事・お弁当 うれしや
メンチカツ
「メンチカツ定食」（９００円）は、デミグラスソースとチーズを掛けたバージョン（＋１００円）もおすすめ。「キーマメンチカツカレー」（１，０５０円）など、全メニューがテイクアウト可能で、２個以上から配達にも対応する。
菊地店主は、「お客さんがたくさん来てくれるとうれしいな」という願いを店名に込め、２００８年に店を開業。息子の了嗣さんは、「函館空手スクール」の会長も務める。
外観
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