大将自ら山海で集める四季の食材を
手間暇かけて日本酒が進む逸品に
居酒屋料理や本格的な和食が味わえる「旬菜旬魚たじま」は、昨年12月、広々としたカウンターや個室のある店舗に移転。畳敷きの小上がりにはテーブルと椅子を設置し、子供から年配客までくつろぎやすい空間が好評を集める。
店の名物は田嶋勇大将が自ら取った山海の幸を使う道南ならではの美食。船上で血抜きと神経締めを済ませ一夜干しするホッケは、炭火焼きにすることでよりふんわりと仕上げ、噴火湾の脂乗りの良い秋サバを酢と塩で軽く締める「〆サバ」は、旬の味をマイナス60度で保存し通年提供している。毎週のように通う常連客は、この店で日本酒の面白さに気付いたと語り、「山菜、キノコ、酒と大将は色んな知識がすごいし、何といっても釣ってくる魚がおいしい。ここの刺身を食べるとほかで買えなくなっちゃって」と笑う。8月は、上ノ国町や厚沢部町で釣る活アユと入れ替わりに、ポルチーニ茸などの夏キノコが採れる時期で、天ぷらや炊き込みご飯が登場予定。ほかとは一味違う鮮度抜群の四季の味覚を存分に味わいたい。
(ハコラク 2023年9月号掲載)
旬菜旬魚 たじま
函館市富岡町3‐36‐1
☎0138‐83‐7448
17:00~23:30
(23:00L.O)
日曜定休
禁煙
P有り(9台)
クレジットカード利用可



