春からの観光シーズンを前に、土産品卸の不二屋本店(函館市西桔梗町、名取明彦社長)は19、20の両日、函館総合卸センター流通ホールで土産品の展示会を開いた。会場には約3000点が並び、観光施設の土産品店など取引先の担当者が試食しながら、商品を品定めした。
同社は商品を企画し、委託した食品メーカーが製造する手法で道内の土産品開発を手掛けている。菓子を中心に珍味や水産加工品、ラーメンなどを展示した。
約150点の新商品を集めたコーナーでは、「尾木カリー」のレトルトカレーや明太子入りの「数の子松前」などを並べ、案内した社員が取引先から味の感想を聞いていた。
名取社長は「地元の有名店と連携した商品が特徴。観光で函館を訪れてもらうことが欠かせないので、新型肺炎の影響が心配」と話していた。(深津慶太)