道南の菓子業者などでつくる函館スイーツ推進協議会(若山直会長)は26日、函館市電を貸し切っての「函館スイーツ電車」の谷地頭コース1回目を開催した。参加者は車内でのスイーツや谷地頭駅周辺の散策を楽しんだ。
JTB北海道事業部と連携し、道観光振興機構の補助金を活用して、地元和洋菓子周知のため昨年から開催している。今年は谷地頭コースと湯の川コースの2種類を用意し、市電「アミューズメントトラム501号車」で街の景色を楽しみながら5種類のスイーツを楽しんだ上で、街歩きも行う工程となっている。
この日は、ジョリ・クレールの「函館恋いちごカスタード」や五島軒の「モンブランタルト」など一口サイズの和洋菓子が電車型の限定ボックスに入れて用意され、函館湾岸価値創造プロジェクトの布村重樹さんが函館のスイーツの歴史を交えながら函館公園や周辺の建物などについて解説した。
函館湯川小学校4年の碇瑛玲菜ちゃん(9)は電車の中で抹茶タルトを食べ「サクサクしておいしかった。普通に食べるよりおいしい気がする」と笑顔を見せていた。
今後は27日、11月2、3、9、10日の5回行われる。定員は各20人で、料金は一人2500円(税込み)、4歳未満は無料。申し込みはJTB北海道事業部函館オフィス(0138・56・1711)へ。(伊藤 尚)