コンビニエンスストア大手のローソン(東京)は9日、函館の飲食店「カリフォルニアベイビー」(末広町)が監修した看板メニュー「シスコライス」を再現した弁当をはじめ、函館産食材を生かしたデザートなど全6品を道内672店舗で一斉発売する。22日まで「函館フェア」を展開し、函館の食の魅力を大規模に発信する。
東京のローソン2店舗内に、市のアンテナショップを開設している縁で、函館産食材を生かした商品販売を企画した。
発売するのは、バターライスの上にソーセージとミートソースが乗った「シスコライス」を再現した弁当(498円)、函館タナベ食品の明太子を使った「明太子おにぎり」(190円)、函館カール・レイモンのソーセージをはさんだ「道産小麦のミニバゲットサンド」(298円)のほか、北大大学院水産科学研究院が開発した「北大ガゴメ」の粉末と細切りを生地に練り込んだ「函館産北大ガゴメもっちりボール」(150円)も。
デザートは、函館産サツマイモ「紅あずま」の甘さを生かしたクリームが入った「冷たいおいもクリームパン」(185円)、函館美鈴珈琲のコーヒーを生地に練り込んだ上、コーヒーゼリーを中に入れた「もち食感ロール」(295円)の2品。価格はすべて税込み。
8日にサン・リフレ函館で商品報告会があり、谷口諭副市長は「懐かしさを感じる商品が多い」と太鼓判を押した。ローソンの安平尚史社長補佐は「函館は食の宝庫。これを機に北海道を活気づけたい」と話した。(小杉貴洋)