テーオーホールディングス(HD、函館市港町3、小笠原康正社長)は10月31日、8月末で閉店した市梁川町の「テーオーデパート本店」の土地と建物を、大阪市の不動産業「トライアングル」(竹内健一社長)に売却する契約を同日締結したと発表した。12月20日に引き渡し完了予定。
同デパートは1962(昭和37)年に開業し、同HDの連結子会社が運営。近年は新型コロナウイルスの影響で来店客が減少し、売り上げが振るわず、2月に閉店を発表した。
その後は国内大手不動産仲介業の会社を通じて売却先を募り、事業者を選定の上、10月31日に開いた取締役会でトライアングルへの譲渡を決議した。譲渡額は非公表だが、約5000万円の譲渡益を見込む。デパート建物は地下1階、地上6階建てで延べ床面積は1万9500平方メートル。(飯尾遼太)