【木古内】釜谷地区在住の安斎彰さん(59)が制作する恒例の雪像が15日、釜谷簡易郵便局向かいの国道228号沿いに完成し、近隣住民や通行人を楽しませている。
地域の子どもたちを喜ばせようと1998年からほぼ毎年制作を続ける。昨年は雪不足で中止したため、2年ぶりのお目見えとなった。
雪像は、東北地方のマスコットキャラクター「ずんだもん」や、アニメ「パウ・パトロール」に登場するキャラクター「チェイス」など4体を制作した。キャラクターの指先や髪型など細かい部分も再現し、乗り物の雪像「ポリスカー」の運転席に乗ることもできる。夜間は雪像をライトアップしている。
1月末まで雪が十分積もらず「今年も無理かも」とあきらめかけたが、今月上旬の大雪で必要な量の雪が確保できたため、9日から急ピッチで制作に取り掛かり、15日早朝に完成した。
安斎さんは「2年ぶりに制作できて良かった。子どもたちの喜ぶ顔が何よりも励み。体力が許す限り続けたい」と話す。展示期間は天候次第だが、今月下旬まで展示したい考え。(鈴木 潤)