五稜郭タワー(中野恒社長)で12日から、展望台フロアの窓ガラス清掃が始まった。春の大型連休を前に観光客を迎える準備を整えた。
窓ガラス清掃は毎年、同時期と盆の帰省時期前、降雪期前の年3回実施。タワー屋上からつるされたゴンドラに作業員が3人1組で乗り込み、12、13の2日間で展望フロアの窓ガラス315枚を手作業で清掃する。
この日、タワーを訪れた観光客や修学旅行生は、作業員がガラスをワイパーや雑巾で清掃する様子に興味深そうに見入っていた。
室蘭市から訪れた30代の夫婦は「風でゴンドラが揺れ、とても怖そう。タワーからの景色は久々で、サクラも咲いていたら、もっときれいですね」と話していた。
タワーでは今週から修学旅行生の来館が増えているといい、担当者は「個人観光客はまだまだ少ないので、サクラの開花に合わせて動きが出てくれば」と期待していた。(飯尾遼太)